パンの乳化剤・イーストフード不使用や無添加はウソだった?安全性は大丈夫?

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市販されているパンに書かれている乳化剤、イーストフード不使用や無添加の表記がウソだったらどうしますか?

「パンの乳化剤やイーストフードが不使用、無添加と書かれているのがウソなら何を信じたらいいの?」「安全性はどうなるの?」と思っている方もいらっしゃいますよね。

そこで、パンに書かれている表記や安全性についてご紹介します。

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パンの乳化剤・イーストフード不使用や無添加はウソだった?表示自粛?

2019年7月、次のようなことが報道されました。

乳化剤「不使用」の表示自粛へ 日本パン公正取引協議会

全国の製パン会社などが加盟する日本パン公正取引協議会は18日、食品添加物の乳化剤やイーストフードについて、「不使用」「無添加」とする表示をやめる自主基準を設けた。

実際には加工工程で、酵素などを用いて同様の成分を製品中に生成させているにもかかわらず、不使用や無添加を強調する表示があり、消費者に誤認を与えると指摘されていた。

加盟社は現在使用している包装がなくなり次第、順次「不使用」「無添加」表示を自粛する見通し。

引用:朝日新聞デジタル(2019年7月19日)

つまり、乳化剤やイーストフードはパンを作る工程で加えてはいないものの、同じようなものを生成させて同様の効果を得てパンを作っていたということです。

そして、安全性の面においても乳化剤やイーストフードは乳化剤とイーストフードと「それらと同じようなもの」を区別することは難しく、一律で表示を取りやめる(自粛する)という方針になりました。

 

この「不使用」「無添加」などを基準にパンを購入していた方も少なくないのではないでしょうか。

食の安全については商品の表示を頼りに判断するほかないというケースも多く、今回の表示自粛は難しい問題です。

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パンに使われる乳化剤とは?

「乳化剤」とは、簡単に言えば水と油を仲良くさせる食品添加物です。

水と油は一緒の容器に入れても混ざり合うことはありません。

しかし、乳化の要素がある物質を加えることで水と油を混ぜ合わせることができるようになるのです。

 

「乳化」といっても、牛乳や乳製品の成分になるわけではありません。

水と油が混ざった状態というのが、白っぽく見えることからそう呼ばれています。

加えて、牛乳やバターなどは乳化した食べ物ですから、そのように思ってらっしゃる方も少なくないのかもしれませんね。

 

乳化剤を入れるとパンはどうなる?

乳化剤を入れたパンは、ふっくらとした焼き上がりになり、口当たりも良くなります。

乳化剤を入れなかったパンは、焼き上がりからの時間が経つほどに水分が蒸発してパンが硬くなってしまうため、市販のパンで乳化剤やそれに類似したものを不使用にすることは難しくなります。

 

乳化剤を使用せずに柔らかさを保つためには、乳化作用のある食品を入れることで代用することができます。

具体的にはヨーグルトや豆腐などがそれにあたりますが、水分量や日持ちの問題もあり、市販品での採用は難しいようです。

 

ホームベーカリーをお持ちで自宅でもパンを焼くという方にはおすすめの方法ですから、自然に柔らかいパンを作る方法、ぜひお試しになってくださいね。

 

「乳化剤」と「界面活性剤」

実は乳化剤というのは、食品において言われている名称で、食品以外で水と油を混ぜるためのものは界面活性剤と呼ばれています。

洗濯用洗剤においても、洗濯機の中(水)で皮脂や汚れ(油)を衣類から取り除くために水と油を仲良くさせる必要があり、界面活性剤が使われています。

 

名前が違うだけで同じものであれば、今まで乳化剤の入ったものを食べていた人は洗剤を食べていたと同じこと!?とびっくりした人もいるかもしれません。

しかし、あくまで作用が同じであるだけで、食品用は食べることができるものですから、誤解の無いようにしましょう。

そうはいっても、乳化剤は食品添加物の一つです。

日本ではグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチンが多く使用されています。

 

表記をする場合は、一括で「乳化剤」とされていることがほとんどですが、確かめる際の参考にしてください。

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パンに使われるイーストフードとは?

イーストフードと聞くと、パンを作るためのイースト菌のことを思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。

しかし、イーストフードとイースト菌は別物で、イーストフードも食品添加物の一種です。

イーストフードがどんなものか見ていきましょう。

イーストフードはイーストのための栄養

パンの発酵に欠かせないパン酵母(酵母菌・イースト菌)は、小麦粉や砂糖に含まれる糖を分解して、炭酸ガスとアルコールを生成することで生地の発酵を手伝います。

イーストフードはこの発酵を手助けすることを目的として使用されています。

ちなみに、イーストフードとは厚生労働省が認可した16品目の総称ですが、どれも高い安全性が確認されたもので、パンを安定した状態で作るために必要なものです。

 

臭素酸カリウムとは

臭素酸カリウムは、かつてパンを作る際、イーストフードと混合して使われていたものです。

しかし、研究により発がん性が認められたため、現在はアメリカの一部やEUでは使用が禁止されており、日本でもそれに倣い使用が控えられています。

 

臭素酸カリウムは、かつてイーストフードに混合して使用されていたため、イーストフードすべてが臭素酸カリウムであり、安全ではない食品と考えている方も多くいることも事実です。

現在「イーストフード」として使われている16品目の中には臭素酸カリウムは含まれていないため、イーストフードと書かれていても比較的安心して食べることができます。

 

パンの乳化剤・イーストフードの安全性は?赤ちゃんや子供は大丈夫?

パンに含まれている乳化剤やイーストフードをはじめとした食品添加物は、厚生労働省で認められ、安全性が高いとされているものですから、赤ちゃんや子供が食べても問題があるわけではありません。

しかし、長い目で見ると大人でも食品添加物をたくさん摂ることは避けたいものですね。

 

そのためには、食事やお菓子は家庭で手作りをするか、市販のものを購入する場合は原材料が少ないもの、食品添加物の入っていないものを選ぶことが望ましいです。

そうはいっても、多忙な子育て中に乳化剤やイーストフードなどの食品添加物が一切含まれていないパンなどを赤ちゃんや子供に食べさせる生活はなかなか難しいものですよね。

 

気になるのであれば、無理のない範囲で安全性の高い食品を選び、赤ちゃんや子供に食べさせてあげるようにするとよいでしょう。

 

パンの乳化剤・イーストフード不使用・無添加表示自粛と安全性まとめ

パンの乳化剤やイーストフードについて、不使用・無添加の表示自粛への動き、さらに食の安全性についてご紹介しました。

私たちの身の回りはパンの乳化剤やイーストフードだけではなく、着色料や人工甘味料など、食に関する心配は尽きませんね。

 

「不使用」「無添加」などの表示自粛は食品を購入する際の指標が一つ減るわけですから、不安になる気持ちも分かります。

安全性の高い食品を食べるためには、自分自身が食に興味をもち、日々を過ごすことが大切になってきますね。

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