毎日の育児大変お疲れさまです。
なんだか、最近ずっと気分が沈みがち、ここしばらく心から笑ってないような気がする、 やる気が出ない、イライラが止まらない、など思い当たることありませんか?
もし、思い当たるのであれば、現在あなたの心は疲れているのかも知れません。
最近は、「産後うつ」という言葉はよく耳にするようになったけれど、昔よく耳にした「育児ノイローゼ」とは同じなのてしょうか?
「産後うつ」と「育児イローゼ」は何が違うのか? 気になるところです。
そこで今回は、「育児ノイローゼ」の症状とは?「産後うつ」との違いは?について、記事を書きたいと思います。
育児ノイローゼの症状とは?
育児ノイローゼの主な症状を見てみましょう。

「育児ノイローゼ」の主な症状は、
- ちょっとのことでイライラする。
- イライラが止まらない。
- 何もかもがイヤになる。
- やる気がおきない。
- 自分の子供を可愛いと思えない。
- 食欲が無い、または過食になっている。
- なかなか眠れず、熟睡できない。
- 突然涙がでる。
- 笑わなくなった。
- マイナス思考。
- 外に出たくない、など・・・。
これらの症状は、育児中の方であれば、少しはあったりしませんか?
私は、育児に疲れて寝不足が何日も続くと、疲れ切ってしまい、何もやりたくなくなります。
当然ながら、少し体を休めたくなります。
また、行事があって、予定時間までに行かなくてはいけないのに、そういう時に限って子供たちのトラブルが発生します。
出かける矢先に、子供たちが、着ていく洋服を汚してしまったり、また、子供たちがおもちゃの取り合いになって、泣きわめいて、その場から動かなくなるとか・・・。

行く先立って、このようにトラブルが発生すると、時間に間に合わないと焦る気持ちが出て、イライラしてしまうこともあります。
ならば、これは「育児ノイローゼ」なの?と思うかも知れませんが、こういった場合は、育児ノイローゼではありません。
このような症状が多ければ多いほど、育児ノイローゼの可能性はありますが、その症状がいつからいつまで続いているのか、といったことが、実はとても重要なのです。
出産後、一年以上経過しても、上記のような精神不安定な症状が改善されない場合、または、出産から数年後に上記のような症状があらわれ、しばらく続いている場合は、育児ノイローゼが疑われます。
では、「育児ノイローゼ」とは、どのようなものなのか?もう少し詳しく見てみましょう。
育児ノイローゼとは?
育児ノイローゼとは、育児疲れや、育児などの様々なストレスによって精神不安定になる症状です。

育児ノイローゼの場合は、産後1年過ぎても改善されず、数年に及ぶこともあります。
また、子供が2歳のイヤイヤ期に突入し、手に負えなくなるような時期に、育児のストレスから育児ノイローゼを発症することもあります。
そして、酷くなると、子供に対して、暴言を吐いたり、手をあげてしまったり、ママ自身が生きていくのが辛い、などどいった、命の危険もあるような、重く深刻な症状に陥ってしまうこともあるのです。
よって、育児ノイローゼは、酷くなる前に早めの対処が必要です。
「育児ノイローゼ」と「産後うつ」との違いは?
「育児ノイローゼ」と「産後うつ」の症状は、よく似ていることから混同しやすいです。
中身は一緒で、呼び名だけ違うのでは?と思っていたのは、きっと私だけではないと思います。

また、ややこしいのですが、「育児ノイローゼ」と「産後うつ」の違いについて、考えた方や捉え方が医師によってさまざまな部分があるというところも、混同させていしまう理由の一つなのかも知れません。
「産後うつ」は、その名の通り、産後に出るうつ症状です。
妊娠によって大量に分泌されていた女性ホルモンの一種 エストロゲンが、出産後に急激に減ってしまうことから、ホルモンバランスの大きな変化が原因とされています。
産後うつの原因は、以前は、ホルモンバランスの崩れだけとされていました。
しかし、最近では、ホルモンバランスの崩れだけでなく、とりまく環境によって起こるストレスも原因の一つであるとの見方を持った医師も出てきているようです。

産後うつは、何に対しても興味が沸かない、やる気が起きない、気分が沈みがち、といった精神不安定な状態が2週間以上続く場合を「産後うつ」と言います。
「産後うつ」の発症時期は、産後2~3週間の間に起こることが多く、日本人の出産後の女性10人に1人の割合で発症すると言われています。
そして、「産後うつ」の症状は、産後から長くても1年以内で収まることが多いのが特徴です。
よって、「育児ノイローゼ」と「産後うつ」との違いは、「育児ノイローゼ」が育児疲れとストレスといった外的な発症要因であるのに対し、「産後うつ」は、主に出産におけるホルモンバランスの崩れといった内的な発症要因です。
また、「産後うつ」は出産から1年以内には症状がおさまる ことに対し、「育児ノイローゼ」は、出産後1年経過しても症状がおさまらないといった特徴があります。
このように、「育児ストレス」と「産後うつ」は、症状としてはとても似ているので、最初は分かりづらいのではないかと思います。
よって、ご自分で、自分の子供が可愛く思えない、気分が沈んでいる日が続く、などの症状が続いた場合は、お住まいの市町村の保健師さん等に相談する、もしくは専門の医療機関を早めに受診されることをおすすめします。
まとめ
今回は、「育児ノイローゼ」の症状とは?「産後うつ」との違いは?について記事を書きました。
育児ノイローゼと産後うつの違いは、症状が似ていることから、最初は判断しづらいと思います。
ですが、そのままほっておくと、症状が重篤化し、大変なことになりかねません。
また、産後うつの発症から、育児ノイローゼへと移行してしまっている人も多いと言います。
よって、産後うつはもちろんのこと、育児ノイローゼについても早めの対処が必要です。
育児ノイローゼにおいては、育児などのストレスも大きな要因であることから、子育ては頑張りすぎないことも大切だということを改めて学びました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
合わせて読みたい記事
私って産後うつ?チェックリストで自己診断してみた!特徴的な症状とは?
産後クライシス10つのチェック項目! 離婚危機の乗り越え方とは?
子育て・育児に疲れた 4歳のイヤイヤ反抗期が終わらない?対応策はコレ
子育て・育児に疲れたママ必見! 3歳児との効果的な接し方とは?
コメントを残す