卵かけご飯や納豆との組み合わせなど、手軽に美味しい生卵。
卵料理は、よく食卓に上っているという家庭も多いですよね!
パパやママがおいしそうに食べていると子供だって興味津々になってしまいます。
ところで生卵って何歳から食べさせていいの?卵かけご飯ってみんなはいつから食べさせているのかしら?
今回はいつから食べさせたら良いのか、何歳からなら安全なのか、判断に迷う生卵と子供の疑問にお答えします。
目次
子供の生卵はいつから?何歳から食べても良い?
生卵は一般にいつから与えている家庭が多いのか、また、与える際の注意点などをまとめましたので、参考にしてください。
卵かけご飯など、生卵の場合
生卵は、具体的にいつから食べられると決められているものではないのですが、心配なく食べられる年齢の目安は一般に3歳以降とされています。
ただし、子供の年齢が低い場合は特に殻の洗浄や新鮮な卵を与えるなどの配慮が必要です。
本当に心配がない状態で与えたいということであれば消化器官がほぼ完成される10歳以降にするのが良いでしょう。
我が家の子どもたちも白いご飯よりはふりかけや納豆をかけるのが好きなタイプですので、ご飯のお供を切らしている場合は卵かけご飯にしています。
初めて食べたのは小学生になってすぐでしたが、特に問題ありませんでした。
元々食物アレルギーなどは持っていないというのも大きな要因だと思いますので、心配のあるお子さんの場合は、何歳から与えるとしても、少量ずつ与える。
そして、与えた後は体調に変化がないか注意を払うということを意識するとよいでしょう。
温泉卵や半熟卵の場合
温泉卵はうどんなどに絡めると子供が喜ぶので、何歳から食べられるのか、ぜひ確認しておきたいところですよね。
半熟卵や温泉卵が食べられるかどうかを見極めるポイントは、白身の部分に火が通っているかどうかです。
白身には火が通っていて、黄身の部分が柔らかい半熟卵でしたら、1歳半頃から食べ始めても良いでしょう。
しかし、うどんに和えるような白身の柔らかい状態のものは、生卵と同様に3歳以降に食べさせるのが安心です。
子供の生卵は食中毒(サルモネラ菌)とアレルギーに注意!
では、子供が生卵を食べる時に気をつけなくてはならないことは、どんなことなのでしょうか。
サルモネラ菌が原因の食中毒に注意!
子供に生卵を控える理由は、サルモネラ菌が原因となる食中毒です。
食後4~48時間後に発症し、38度~40度の高熱と下痢嘔吐による脱水症状を伴います。
特に子供は重症化しやすく注意が必要です。
消化器官が発達した状態であればそれほど重症化しませんから、心配がある場合は、前述したとおり、10歳以降に食べさせるのが安心ですね。
生卵や半熟卵はアレルギー症状が出やすい
生卵はアレルギーの心配もあります。
加熱した卵料理なら食べられるという人でも、マヨネーズ、半熟のオムレツなどはかゆみや湿疹が出るという場合がありますから、子供に食べさせる場合も注意しましょう。
子供の生卵を1日に食べても良い量はどのくらい?
子供に生卵を食べさせる年齢はご紹介したとおりです。
では、小さいうちはどのくらい食べさせたらよいのか、特に卵が好きでどんどん食べたがるお子さんがいる場合はどのくらいが食べても良い量なのかが気になりますよね。
幼児食の食事量の目安の資料によると、卵の一日の摂取量は、1~2歳で1/2個、3~5歳で2/3とされています。
もちろん、他の肉や野菜とのバランスを大切にすれば、そこまで神経質にはならなくても大丈夫です。
しかし、「子供が好きだから」「食べても良い量は“目安”だから」といくつも与えてしまうのは控えましょう。
生卵でも、加熱した卵料理でも、あくまで他の食材とのバランスが大切です。
子供に生卵を初めて食べさせる時の注意点は?
子供に生卵を初めて食べさせる際は、以下の注意点を参考にして、安全に食べさせるようにしましょう。
病院が開いている日、体調の良い時に食べさせよう
離乳食を食べ始める時にいわれる注意点ですが、理由も同様です。
加熱している卵は平気で食べられる一方で、生卵はアレルギーがあるというケースがあるためです。
初めて食べさせる場合は、病院が開いている日の午前中にして、子供の体調の変化に気を配るようにしましょう。
冷蔵庫で保管している卵を使おう
食中毒の原因として心配されるサルモネラ菌は、10度以下では増殖しにくいとされています。
食品売り場では常温で売られていることの多い卵ですが、購入後はすぐに冷蔵庫に入れて、安全に保管しましょう。
ドアのポケット部分に卵の保管ケースがついている冷蔵庫も多いですが、ドアの開閉によって温度変化のある場所ですので、なるべく冷蔵庫の奥の棚を利用すると良いでしょう。
新鮮でキズやヒビのない卵を選ぼう
キズやヒビがある場合、そこからサルモネラ菌が入ってしまう恐れがあります。
購入時に確かめることはもちろん、食べる前にも必ず確認するようにしましょう。
もし、キズやヒビのある卵を見つけた場合は、生で食べることは避け、加熱して食べると良いでしょう。
子供の生卵はいつから?何歳から食べても良い?卵がけご飯などについてまとめ
子供が生卵を食べるのはいつからが良いのか、何歳から卵かけご飯を食べることができるのか、ご紹介しました。
生卵を食べさせるのはいつからが適正か考えるのは、子供の離乳食が終わり、幼児食から大人と同じ食事をする時期が多いですね。
離乳食の時期にアレルギーの心配がないとわかれば、1歳半以降は食についての警戒が薄れてくる頃ですが、加熱した卵と生卵は、別のものと考えて子供の様子を観察するようにしましょう。
とはいっても、食事を作る身として、卵かけご飯は強い味方ですよね。
初めて食べさせるときは、何歳から食べられるんだったかな?と振り返るようにしてみてくださいね。