春と言えば、桜の季節。そして、満3歳となれば、幼稚園 年少さんの入園です。
今まで、ママとべったりだった子供が、春からいよいよ幼稚園の年少さん。
ママといきなり長時間離れることに、不安になる子供たちは沢山います。
うちの娘もその一人でした。
入園式を終え、次の日からさっそく「行きたくない」と登園拒否の日々。
今では、毎日ニコニコで登園していますよ。振り返ると懐かしい思い出となっています。
そこで今回は、登園拒否! 幼稚園年少の「幼稚園に行きたくない」にどう対応すれば良い?について記事を書きたいと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。
では、さっそく行きましょう。
記事内目次
うちの娘 幼稚園年少さん(当時満3歳) の登園拒否のタイプとは?

入園当時の娘は3歳、「ママと一緒がいい」と、ママと離れるのが嫌だったようです。
幼稚園に行く日の朝は、毎日「ママと離れたくない」「ママと一緒がいい」と言っては、幼稚園に行きたがらない日々が約3ヶ月続きました。
毎日車で幼稚園まで送り迎えをするのですが、家を出るのが、午前8時30分。
毎日「行きたくない」と娘が暴れるのを覚悟して、余裕を持って毎日2時間前の午前6時半には娘を起こすようにし、娘の「行きたくない」に備えていました。
娘が朝起きると、必ず私に聞くのです。「今日はどこに行くの?」
私が「幼稚園だよ」というと、「行きたくない」「ママと離れたくない」「ママと一緒がいい」と朝から泣きわめきます。

私が「〇〇(娘の名前)が今日はどんなお歌覚えてきてくれるかな?ってママはすごく楽しみにしてるんだよ」
「覚えてきたお歌、ママに教えてね」って言いながら、パジャマから制服に着替えさそうとすると、「行きたくない」っと寝ながら私を蹴っ飛ばしてきます。
女の子の割にはかなり力が強く。足蹴りの衝撃はかなりのものです。
毎日朝2時間近く、「行きたくない」と愚図っては、私を蹴っ飛ばし暴れていました。

このように、うちの娘の場合は、幼稚園に一人で行くのが不安で、「ママと離れたくない」というタイプでした。
登園拒否の対応方法とは?幼稚園年少「幼稚園に行きたくない」娘の場合。
幼稚園年少の子供の登園拒否について、「幼稚園の行きたくない」を実際にどう対応したのか?
うちの娘の場合を見ていきましょう。

子供の「味方」になる
うちの、幼稚園年少の娘は、まさに登園拒否でした。
私が実際に行った子供(娘)に対しての対応です。
毎朝、幼稚園に行く準備をしようとすると、「ママと離れたくない」「ママとがいい」「ママと一緒にいたい」と泣いて暴れる娘。

それに対して、私は、「うん。よく分かってるよ。」「ママと一緒にいたいんだよね。」
「〇〇(娘の名前)はママと一緒にいたいんだよね。よく分かってるよ」と、何ども言いながら抱きしめていました。
このように、しっかりと娘の気持ちに寄り添うように心がけ、娘の「味方」になることが大切だと思い、しっかりと娘の気持ちに寄り添うように心がけていました。
そして、「何かあったら、すぐに先生に言ってね。先生から連絡が来たらママはすぐに飛んでいくから。」
「ママは〇〇のことが大切だから、何かあったら絶対に助けるから安心していきなさい」と。
少しでも、今抱えているであろう不安を取り除くようにしました。

その後に、「でもね、ママ、〇〇が今日はどんなお歌を覚えてきて、ママに聴かせてくれるのかな?ってすごく楽しみにしてるんだよ」と、これをやればママが喜んでくれるという気持ちを持たせるようにしました。
更には、「〇〇は、ママの大事な子だよ。」「ママは〇〇のことがいっぱいいっぱい、もっともっと大好きなんだよ」と、抱きしめながら、ママにとって娘は大切な子なんだよということをしっかり伝えていました。
この中で一番心がけていたのは、娘の味方になるということです。
娘の気持ちに寄り添うことを一番に考え対応していました。
「味方になる」。
これは、娘が「幼稚園に行きたくない」と言っているから、「幼稚園を休ませる」ことが味方になるということではありません。

娘の「幼稚園に行きたくない」の気持ちの裏には何があるのか?をしっかりと見る必要があります。
うちの娘の場合は、「幼稚園に行きたくない」という理由には、「ママと一緒にいたい」「ママと離れたくない」が理由でした。
そして、娘に聞いてみました。「ママとずっと一緒なら幼稚園にいく?」
すると、娘は「うん。ママと一緒がいい。」と言ったのです。
そこで、これは、幼稚園に行くことで、ママと離れることか不安なんだと察知しました。
よって、先のことも考えて、うちの娘にとっては、幼稚園を休ませるという選択をせずに、遅れようが何しようが幼稚園に連れていくという選択をしたのです。
「がんばって」は言わない
娘に「がんばって」は言わないようにしていました。
その理由は、幼稚園はお友達といっぱい遊べて、いろんなことが出来るようになる楽しい場所だというように思ってもらいたかったからです。

そこで、「がんばって」というと、幼稚園は「がんばって行く場所」「頑張っていかなければいけない場所」という認識をしてしまう可能性があります。
そこで、うちの場合は、「がんばって」ではなく、「楽しんでおいで」と毎日、幼稚園の門のところで、笑顔で伝え、送り出していました。
「楽しんでおいで」という事で、今は楽しくなくても、自ら「楽しむ」ということに意識を向け、楽しみを見つけることができるのではと考えたからです。
「絵本」を読む
うちの娘にとって大変効果的だったのが、「ようちえんいやや」という絵本でした。
この絵本の内容は、たくさんの子供たちが幼稚園に行こうとすると、何かにつけ「幼稚園にいくのいやや」と言って泣いています。
そして、みんなが泣きわめいているのです。
その泣きわめく理由は、みんな「ママと一緒にいたい」。
今日もだれかが泣いている。たけしくんとまなちゃんとつばさくんが泣いている。「ようちえんいくのいやや。ようちえんいくのいやや。ようちえんいくのいやや-!」
子育て経験のある人ならば、「あるある!」と思わずうなずいてしまう朝の光景。なんでいやなのかな…。「えんちょうせんせいにあいさつするのがいややー」「ももぐみやからいややー」理由はいろいろ。でもね、本当は…「おかあちゃんといちいちいっしょにいたいだけなんやー」。
子どもの気持ちを深く理解する長谷川義史の実感がこもった、すべての園児への応援歌です。大胆さ、元気、著者の優しさがあふれています。親子で大笑いしたあとに、ようちえんが大好きになる一冊。。
出典:絵本ナビ
よって、うちの娘は、この「ようちえんいやや」の絵本を読んで読んでと持ってきては、何十回と読みました。

この本を読むと、娘は「幼稚園で泣いちゃってもいいの?」と私に聞いてきます。
そこで私は「幼稚園で泣いちゃってもいいんだよ。」
娘が「いっぱい泣けちゃってもいいの?」
私は、「いっぱい泣けちゃっても大丈夫だよ。」
「みんなも〇〇と一緒だね」「みんなもママと一緒にいたいんだよね。〇〇と同じだね。」
「幼稚園から帰ってきたら、ずっと一緒だからね。帰ってきたらいっぱいギューしょうね。」と毎回、こんな感じで会話をしていました。
私が娘に対して、幼稚園登園用に準備した本の中で、一番娘が気に入った本です。
みんなも自分と同じなんだと安心できたようです。↓
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子供が家から出たがらない時は?
私は、子供を幼稚園に連れて来られる人がうらやましかったです。
なぜなら、幼稚園の前まで来ることができれば、あとは先生が近くにいるし、門のところまであと一歩だからです。

門のところまで行くことができれば、先生方が上手くあやして連れて行ってくれます。
そして、あとは、先生にお任せできるのですから・・・。
うちの娘は、着替えない。家から出ようとしない。当然車に乗ってくれない。いざ車に乗ってくれたとしても、体をのけぞらせてチャイルドシートを締めさせてくれない、といった状態でした。
ママ一人では、どうしてよいものか分からなくなってしまった場合や、一人で対応するのが不安な時は、ぜひ通っている園の先生に相談してみてください。
また、園の先生に相談しづらい時などは、無料の電話相談などを利用してみましょう。
家から出てくれない娘の状態をどのように対応したのか?
私が娘に対して実際に行った対応です。

家から出たくない娘に対し、私は、「〇〇は幼稚園に行かなくていいよ。でも、ママは幼稚園に用事があるから、行かなくちゃいけないの」
「だから〇〇は一人で待っててくれる?」
「ママは△△(次女)を連れて幼稚園に行ってくるからね」
そうすると、うちの娘(長女)の場合は、ママと一緒がよく、離れたくないタイプのため、私のついてこようとします。
そこで、私は、幼稚園グッズを隠すように持ち、車に乗り幼稚園まで出発です。
幼稚園の制服は、幼稚園に到着するまで、着替えていないことも多々ありました。
そして、車の中で制服に着替えた日も沢山あります。
娘は幼稚園の駐車場に着くと、登園の覚悟を決めたように「幼稚園に行く」と気持ちの切り替えが見られることが多かったです。
自分で幼稚園に行こうと、車の中で自ら制服に着替えることが段々と増えていきました。
最初の頃は、パジャマ登園もしています。

パジャマ登園した日は、先生は私に「お母さん、パジャマでも何でもいいですよ。大変ですが、頑張って連れてきてくださいね。そして絶対に怒らないであげてください。お子さんは毎日気持ちが張り裂けそうなくらいなのですから」とおっしゃっていただけました。
そして、先生は娘に対しては、やさしく「〇〇ちゃん、幼稚園に来るときは制服に着替えきてね」と促してくれました。
すると、娘はその翌日から、制服に着替えるようになったのです。
私が、「パジャマのままでもいいよ」と言うと、娘が「だって、先生が制服で来てねって言ってたから」と私に話してくれました。
私は、「そっか、じゃあ制服に着替えようか」と着かえを手伝い、パジャマ登園の翌日から娘は制服に着替えるようになっていきました。
それから、次第に幼稚園での生活にも慣れ、幼稚園での楽しいお話をしてくれるようになりました。

その娘も今年の春から年中さんです。
現在の娘は、お友達も増え、先生には大きな声であいさつもバッチリ、お友達と絵のお手紙を書いて交換したりと、ニコニコ笑顔で登園しています。
まとめ
幼稚園の年少さんとなれば、初めての集団生活になる子がほとんどです。
それまでは、うちの娘と同様に、ママとべったりという子も多いのではないでしょうか?
登園拒否は本当に毎日、ママもかなりの体力を使うので、疲れます。
うちは、力づくで無理やり登園させるということは一切ありませんでしたが、それでも娘が仰向けになって毎回私を蹴っ飛ばし抵抗するので、娘のキックが前歯に当たり、私が出血なんて日もありました。
毎日体力勝負の日々です。
もし現在、子供が年少さんで登園拒否の真っ最中であれば、どうやって対応したらいいんだろう?と悩んでいることと思います。
今回書いた記事は、あくまでもうちの娘の場合といった、一つのパターンではありますが、少しでも参考にしていただければと思います。
そして、今は大変ですが、いつの日か笑顔で登園してくれる日が来るはずです。
ママとしては、この登園拒否がいつまで続くの?と不安になったりもしますが、これには個人差があるので分かりません。
ですが、きっと自分から登園できる日が来るので、焦らず気長に待ってあげましょう。
最後までお読みいただきありがとうこざいました。
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