ヨガをやっていたり、美容や健康に興味がある女性であれば、「アーユルヴェーダ」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
でも、アーユルヴェーダは、美容や健康に良さそうだけど、いまいち何なのか良くわからなくないですか?
そもそも「アーユルヴェーダ」とは何なのか?どんな効果があるのか?気になるところです。
筆者は、インドでのヨガ研修の際に、本場であるインドで実際にアーユルヴェーダを体験してきました!
そこで、今回は、アーユルヴェーダとは?どんな効果があるの?本場インドで体験した感想は?について、記事を書きたいと思います。
では、さっそくいきましょう。
記事内目次
アーユルヴェーダとは?

アーユルヴェーダとは、「インドの伝統医学」のことです。
言い換えると、古代インドから伝えられている最も古い医学ということになります。
どれくらい古いのかというと、アーユルヴェーダの起源は、今から5000年前と言われています。
アーユルヴェーダは、「生命科学」と言われ、サンスクリット語の「アーユス(Ayus)=生命」、「ヴェーダ(Veda)=科学」という意味を持っています。
そして、「インドの伝統医学」=「生命科学」=「生き方の智慧(ちえ)」がアーユルヴェーダであり、「生命の哲学」から成り立っています。
アーユルヴェーダは、現代医学のような病気の治療だけを目的としていないところが特徴です。

では、アーユルヴェーダは、「生命科学」として、どんなことを目的としているのでしょうか?
アーユルヴェーダの目的とは?

アーユルヴェーダは、個人の病気の治療・病気の予防・健康維持・健康増進・若返りなどといった肉体の健康だけでなく、個人をとりまく生活環境や社会との関わりまでを見て、個人の「肉体・精神・魂」といった3つのバランスを整えていきます。
アーユルヴェーダ医師は、個人の「肉体・精神・魂」を整えるために、今の症状が遺伝子の問題なのか?後天的な生活習慣などからくる問題なのか?までを見極めます。
そして、個人に合った、薬草学や食事療法をベースにした食事・運動・睡眠などといった生活習慣をアドバイスします。
その上で、社会との調和、心身との調和をはかり、個人が本当の意味でその人らしく、心身ともに満たされた、真に幸福な人生を送ることを目的としています。

アーユルヴェーダもヨガも、同じインド5000年から生まれた「生き方の智慧(ちえ)」なんです。
アーユルヴェーダとヨガの違いは?

アーユルヴェーダもヨガも、目的は同じです。
よって、アーユルヴェーダとヨガは車輪の歯車のように、お互いを補うことによって、より効果を高めることができると言われています。
では、アーユルヴェーダとヨガでは何が違うのか?
それは、アプローチのしかたが、アーユルヴェーダとヨガでは異なってきます。
アーユルヴェーダは、インドの伝統医学からきた予防医学をもとに、薬草学や食事療法を中心に食事・運動・睡眠などといった日常生活について、生命科学として、科学的にアプローチをします。
食事療法やその他治療法など、「肉体・精神」の面から科学的にアプローチすることによって、心と体の調和をはかり、健康増進をすることができます。
一方、ヨガは、心の作用を鎮(しず)めるという、スピリチュアルな部分が本質であり、心の作用を鎮めるために、アーサナ・呼吸法・瞑想法があります。
アーサナ・呼吸法・瞑想法を日々実践することで、「心」の面からアプローチすることができ、心の安定、心と体の調和をはかります。
このように、アーユルヴェーダとヨガはアプローチ方法は異なりますが、個人の「肉体・精神・魂」といった3つのバランスを整えることで、目指しているものは「心身の健康」であり、共に「どう生きるか?」という、個人の「生き方」に繋がってくるのです。
よって、アーユルヴェーダもヨガも本質を考えれば、「生き方」を学んでいるといっても過言ではありません。

アーユルヴェーダにしろ、ヨガにしろ、本質を知ってから実践すると、また今までとは違った取り組み方になり、より効果が高まると思いますよ。
アーユルヴェーダにはどんな効果があるの?

アーユルヴェーダでは、体を支える3つのエネルギーとして、体内に「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」という3つのエネルギーが存在していると考えられています。
このエネルギーのことを、サンスクリット語で「ドーシャ」といい、ドーシャという言葉には、「不純なもの」「増えやすいもの」「体液」「病素」などといった意味があります。
この体内エネルギーである「ドーシャ」は、実際に目に見えるものではなく、中国で有名な「気」のようなものです。
「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」の3つのドーシャのバランス良く働いている状態が健康であり、ドーシャのバランスが崩れていると病気になると言われています。
その、3つのドーシャのバランスを取り戻すために、アーユルヴェーダの治療をしていきます。
アーユルヴェーダの治療法を大きく2つに分けると、増大したドーシャと相反する生活をするという「鎮静法(ちんせいほう)」と、過剰なドーシャやアーマ(毒素)を排出する「浄化療法」があります。
ちなみに、心身を浄化させる方法を「パンチャカルマ」と言います。
例えば、アーユルヴェーダの中でも有名な「シロダーラ」は、ごま油にプラスして、個人に必要な精油を調合してできたオイルを第三の目と呼ばれるおでこの中心部に垂らし続けます。
これは、究極のリラクゼーションと言われ、心身の浄化をはかることができます。
この「シロダーラ」もパンチャカルマの一つなのです。
このように、アーユルヴェーダは、個人に合わせたオリジナルの治療法であり、その治療によって次のような効果が期待できます。
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アーユルヴェーダで得られる効果は?

- 体質改善
- 疲労回復
- ストレス
- うつ病
- 風邪
- 頭痛
- 冷え性
- 便秘
- 下痢
- 鼻炎
- 婦人病
- 更年期障害
- ダイエット
- 美肌効果
- 髪のツヤが良くなる
- 頭髪の脱毛改善
- 若返り(アンチエイジング)
- 眼精疲労
- 視力回復
- 夏バテ
- 花粉症
- 二日酔い
など、多くの効果が期待できます。

インドの伝統医学なので、とても奥が深いです。
日本人でアーユルヴェーダを学ぶ人は、アーユルヴェーダの本質を学ぶために日本国内にとどまらず、インドに渡りアーユルヴェーダを学んでいる人も多いです。
アーユルヴェーダをインドで体験した感想は?

筆者は、ヨーガ研修で北インドのリシュケシュのヨーガアシュラムでの滞在期間中に、クリニックにてアーユルヴェーダ医師の診断を受け、その後アーユルヴェーダの施術を実際に体験しています。
アーユルヴェーダの心身浄化法であるパンチャカルマを本格的に受けるとなると、最低7日以上の日数が必要です。
筆者の場合は、あくまでも体験だったので、1日で簡易的に行っていただきました。
最初は、アーユルヴェーダ医師による脈診と血圧の測定です。
その上で、どんな体質なのか診断していただきました。
結果、筆者の体質は「ヴァータ、ピッタ」。
その結果に基づいて、さっそく施術をしていきます。
まずは、「アビィアンガ」という全身トリートメントです。
薬草やハーブで調合されたオイルで全身をマッサージしていただきます。
その後、いよいよ「シロダーラ」です。
第三の目と言われるおでこの中心部に、調合された温かいオイルを上から垂らし続けます。
そうすると、あっという間に意識が無くなるように眠ってしまいました。
これは、何とも言えないくらいの、とても気持ちが良かったのを覚えています。
シロダーラを受けていたときは、ほとんど寝ていたので、ごま油のような香りと、ただただ至福だったという箏しか覚えていません。
その後、薬草蒸気の「薬草サウナ」に入りました。
この薬草サウナは、頭だけ出して、体部分だけ座りながら入ることのできる一人サウナといった感じです。

ですが、アーユルヴェーダの体験が終わった後には、不思議とスッキリした自分がいました。
心身の浄化法であるパンチャカルマも、誰もが同じものをやればよい訳ではありません。
その人によって、それをやることによって逆効果となってしまうこともあると言います。
よって、やはりきちんとアーユルヴェーダ医師の診断を受けてから行ったほうが良いと思いました。
いつか、本格的なアーユルヴェーダを受けて、自分の身体がどう変わるのかを見てみたい気がします。
アーユルヴェーダ効果まとめ
今回は、アーユルヴェーダとは?どんな効果があるの?本場インドで体験した感想は?について、記事を書きました。
実際にインドでのアーユルヴェーダの体験をしたことによって、単純なものでなく、本当に奥が深いものだと思いました。
日本にもアーユルヴェーダ医師によるクリニックがあるので、本当のアーユルヴェーダを受けたい場合には、良さそうですね。
最後まで、お読みいただきありがとうございました。
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