ヨガは、女性芸能人がダイエットやスタイル維持・健康目的のための方法として取り組まれていることでも大変有名です。
ダイエットにも効果がありそうで始めたものの、ヨガとはどういうものなのかを知らずに取り組まれている方が多いのも事実です。
実際にレッスン中にヨガとは何か?を深くお話する機会というのはあまりありません。
なぜなら、簡単に一言で言い表すことが難しく、深い意味が込められており、また短時間で理解するには難しいからです。
ですが、ここでヨガとは何なのか?ヨガの意味を知ることによって、取り組み方が変わり、より効果的に取り組むことができるようになります。
そこで、今回は、ヨガとは?ヨガってどんな効果があるの?より効果的に取り組むには?について、記事を書きたいと思います。
では、さっそくいきましょう。
ヨガとは?
ちょっと難しく感じるかも知れませんが、ヨガの語源からお伝えしようと思います。
実は、その語源に重要な意味が含まれているからです。
現代では、フィットネスクラブなどで、「ヨガ」と呼ばれていますが、本来は「ヨーガ」が正しいです。
サンスクリット語では「YOGA」の「O」を文法上、長母音で「オー」と発音することから、ヨーガと言います。
ヨーガよりもヨガの方が呼びやすいことから、ヨガと発音されることが多いです。
「ヨーガ」と「ヨガ」は、発音の違いだけなので、「YOGA」であることには変わりません。
そして、「ヨーガ」はサンスクリッド語の「Yuj(ユジュ)」が由来です。
Yuj(ユジュ)には、繋ぐ・結ぶなどの意味があり、ヨーガにおいては、「心と体を結ぶ」「大宇宙(大きな宇宙の神聖なる力)と小宇宙(自分自身)とを繋ぐ」「大いなる神と繋がる」といった意味もあります。
大宇宙と小宇宙というと、なんだか一見、怪しい世界のようにも思えるかも知れませんが、決して怪しい系ではなく、大自然と自分自身とを調和させるという捉え方のほうが分かりやすいかも知れません。
ヨーガとは、ヨーガ哲学の考えに基づいて成り立っています。
ヨーガ哲学の中でも、紀元前5世紀ごろに誕生した、最も権威あるとされる聖典「バガヴァッド・ギーター」の中にヨーガの知恵が盛り込まれています。
「バガヴァッド・ギーター」のヨーガの知恵は、筆者は「生き方の教え」であるとも思っています。
「バガヴァッド・ギーター」の中に書かれているものを一つを例に上げると、「自我と心がコントロールさせる時、たえまない欲望から解放され、心は平静を知り、神と結ばれた状態になる」というものがあります。
筆者の捉え方としては、「さまさま人との出会い・すべての出来事は、結果として自分を成長させるために与えられたものである。自分自身が神に逆らうことなく流れに任せて生きることで、心は平静になり、欲望からも解放される」という風に捉えています。
この捉え方も、人によってさまざまだと思います。
このようにヨガとは、自分自身と向き合い内観し、いずれ心が無の状態となり、究極の悟りの境地にたどり着くための方法なのです。
ヨガは「瞑想に始まり、瞑想に終わる」とも良く言われていますね。
このことから、ヨガは、自分の内側としっかりと向き合うことが大切なのです。
[voice icon="https://kobibou.com/wp-content/uploads/2018/04/あかりね普通.png" name="あかりね" type="l"]ヨガをする時は、ポーズの形にとらわれるのではなく、動いた時の自分の体の感覚・呼吸・気持ちよさ、常に心と体が対話しながら行うのが理想です。[/voice]
ヨガの効果とは?
では、ヨガをすることでどんな効果が得られるのかを見ていきましょう。
●血行を促進し、免疫機能を高める
・・・動きと呼吸を合わせることで、血液循環が良くなります。
血行が良くなることで、体全体が温まり、免疫機能も高まります。
●体の歪みを修正できる。
・・・ヨガをすることによって体の歪みを修正することができます。
無理なく、気持ちよく行うことで、首・肩こり・腰痛の改善ができます。
●基礎代謝アップ
・・・ヨーガは普段の生活は刺激できない深い部分の骨格筋を鍛えることができます。
よって、活発に働いている骨格筋の量を増やすことで、基礎代謝はアップし、体に溜まった老廃物も出すことができます。
基礎代謝がアップすることで、ダイエット効果が期待できます。
●自律神経を調整し、ストレス解消
・・・ヨガに大切なのは、呼吸です。深い呼吸を繰り返すことで、副交感神経が優位になります。
この副交感神経は、心をリラックスさせ、ストレス解消にもなります。
内臓の働きも正常化され、良い効果があります。
●常に前向きでいられる
・・・ヨガは、深い呼吸をし、心と体を対話させながら行っていきます。
そうすることで、自分自身のちょっとした体の変化や気持ちの変化にも気づくことができます。
それを繰り返していくうちに、自分を肯定する力が付いていきます。
どんな時の自分でも、ありのままの自分を受け入れることができ、失敗は良い経験ととらえ、感謝しながら日々生活することができるようになります。
ヨガをより効果的に取り組むには?
ヨガをより効果的に取り組み、効果を最大限に得るには、「緊張」と「弛緩(しかん)」が大切です。
ヨガをしていると、どうしてもポーズにとらわれてしまい、呼吸を忘れてしまう人が多いです。
ヨガの効果をしっかりと得たいのであれば、まずは「呼吸」です。
「呼吸」をしながら、自分のできる範囲で動けばいいのです。気持ちよさを感じながら行えるとよりいいです。
「今日は、ここが気持ちよく伸びるなー」とか、「ここは、ちょっとこわばってるなー」とか、そういった変化を楽しみながら行いましょう。
そして、ヨガレッスンに通われている場合は、必ず最後には、「シャバアーサナ」といって全身の力を抜いてリラックスするポーズの時間があるはずです。
実は、この時間がとても大切で、動いている時の「緊張」、そして、全身の力を抜いて体を休めた時のリラックス「弛緩」によって、効果が生まれるのです。
よって、「シャバアーサナ」の時には、頭の力・顔の力・手足・足先まで全身の力を抜いて、軽く目をつぶりながら体のじわーっとした感覚や変化を味わいましょう。
この「弛緩」の時に効果・反応が現れると言われていますので、「シャバアーサナ」の時は大切にしましょう。
なお、自宅ヨガをする場合も同じです。
最後には「シャバアーサナ」でリラックスして、体の感覚を味わいましょう。
[voice icon="https://kobibou.com/wp-content/uploads/2018/04/あかりね普通.png" name="あかりね" type="l"]5分の「シャバーくアーサナ」は1時間の睡眠に匹敵すると言われています。全身の力を抜いて休みましょう。[/voice]
ヨガとは?ヨガってどんな効果があるの?取り組み方まとめ
今回は、ヨガとは?ヨガってどんな効果があるの?より効果的に取り組むには?について記事を書きました。
ヨガとは?の意味や、ヨガの効果について知っていただき、ヨガをする際により効果的に行うことかでき、ヨガの効果を最大限に得ていただければと思います。
ヨガの取り組み方の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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